シアリス
赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのに、「赤ちゃんは、おっぱいを飲んでくれないし、泣いてばかり」「まとまって眠れず寝不足」「なんだか毎日辛い」といった声をよく耳にします。
見た目にはわからなくても、妊娠・出産によって母体はダメージを受けています。
特に「産褥期(さんじょくき)」といわれる産後6~8週間は、妊娠前の状態に戻るまでの大事な期間。この時期の過ごし方によっては、体調をくずしたり、産後うつにつながったりしかねません。
出産は、ゴールではなく、赤ちゃんとの生活のはじまり。ここでは、出産前に知っておいてほしい、産後の生活の注意点をご紹介します。
●産後の生活の注意点○産後1~2週間
体を休めることを中心に考える時期です。家事はできるだけ家族に任せ、授乳とおむつ替え程度を自分でするくらいがおすすめ。
入浴は体の負担になるため、シャワーですませましょう。産後に出る悪露(おろ)は、分娩後数日は血液で赤い色をしていますが、1週目が終わるころから茶褐色から黄色になります。細菌感染予防のためにも、ナプキンはこまめに取り替えてくださいね。
○産後3週目
少しずつ体を動かして良い時期です。ただし、疲れたらすぐ休みましょう。
立ち仕事は負担が大きいのでまだ避けたほうがよいでしょう。近所への買い物程度の外出はOKです。
沐浴、洗濯など、少しずつ体を動かすようにしてください。また、睡眠不足になりがちです。赤ちゃんと一緒にお昼寝することをおすすめします。悪露は黄色から、だんだん白っぽくなります。
◯産後4週目
家事や育児は無理のない程度にし、疲れたら休むようにしてください。
赤ちゃんと一緒に1カ月検診を受ける時期です。その際、お医者さまからの許可があれば、普通の生活に戻れます。
お宮詣りや出産祝いのお返しの手配などは、疲れがたまらないよう計画するようにしましょう。
◯産後5週目
母体はほぼ回復し、通常の生活ができるようになります。里帰り出産をした人は、自宅への帰宅も可能です。赤ちゃんの体調を見つつ、外気浴を行いましょう。
◯産後6~8週目
回復が順調なら、外出や軽いスポーツも可能です。仕事復帰の予定がある方は、復帰の準備をはじめましょう。
●産後の生活。ポイントは「完璧を求めない」こと産後の回復は、人それぞれです。次の2つのポイントで考えましょう。
・すぐに家事をするのは禁物。体の回復にあわせて、少しずつ行う。
・一人ですべてをしようとしない。
要は「完璧を求めない」ことです。
家事を手伝ってくれる人が近くにいない場合は、「産褥シッター」や「産褥入院」「産後ヘルパー」「ドゥーラ(産前産後の母体とその家族のメンタル&ボディケア、家事代行をする専門職)」などのサービスを活用し、無理しないようにしましょう。
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